ACIMとは
1976年にアメリカで出版されたスピリチュアル書、
「A Corse in Miracles」の略称です。
ニューヨーク市のコロンビア大学で教授だった、
「ヘレン・シャックマン」によって書かれ、
ヘレンを通して「イエス・キリスト」が書かせたものと言われています。
「コース」とか、
「アコースインミラクルズ」とも呼ばれます。
この本の日本語翻訳版が、
ナチュラルスピリット社の「奇跡のコース」と、
中央アート出版の「奇跡講座」です。
どちらの本も、
同じ「A Corse in Miracles」を元に出版されました。
奇跡のコースとは
「A Corse in Miracles」の別名として用いられる事もありますし、
ナチュラルスピリット社の「奇跡のコース」を指す事もあります。
奇跡講座とは
「A Corse in Miracles」の別名として用いられる事もありますし、
中央アート出版の「奇跡講座」を指す事もあります。
ここからは、
「奇跡講座」で名前を統一して書いていきます。
キリスト教とは内容が異なる
キリスト教の中で出てくる言葉が、たくさん使われていますが、
キリスト教が伝えているイエスの教えの中で、
歪曲して伝えているところを、訂正する内容になっています。
例:「贖罪(しょくざい)」について
- キリスト教:イエス・キリストが十字架刑で処刑された事で、
人々の代わりに罪をつぐなった - 奇跡講座:
自我を取り消し、分離への信念を癒すための、聖霊による訂正の計画。分離の後に存在するようになり、神の子の全員が、全面的な赦しによって、贖罪における自分の役割を果たした時に完了する。贖罪の原理は、「分離は一度も起こらなかった」ということ。
奇跡講座の特徴
「テキスト(教科書)」、
「受講生のためのワークブック」、
「教師のためのマニュアル」の3編で構成された教材です。
3編についての、使用順序や学習方法については、
学ぶ人の必要や好みにあわせて、変えても良いとなっています。
テキスト編
主に理論が書かれています。
テキストに書かれている理論を理解するためには、
ワークブックの実践が必要です。
ワークブックと同時に進めるのがおすすめです。
ワークブック編
365個のレッスンが提供されています。
1日必ず1レッスンのみと決められています。
ですから、全てのレッスンを終えるには、
最低でも1年かかります。
私の周りの学習者は、
ほとんどが一年で終わっていません。
最低でも1年半以上から数年かかっている人がほとんどです。
あわてて早く終わらせようとすると、
心の抵抗感が強くなって中断せざるを得なくなったりするので、
何年かかってもいいので、あせらずじっくり進めるのがおすすめです。
ワークブック編では、テキスト編の理論を、
日常生活の中で実際に適用していくレッスンが提供されています。
ですから、テキスト編の理論を理解するために、
ワークブック編の実践が絶対に必要です。
また、ワークブック編だけを実践して、
テキスト編を読まなければ、
奇跡講座に書かれている理論を理解する事が出来ませんし、
間違いなく、二元性の範囲内の解釈にとどまってしまい、
奇跡講座の内容を誤解してしまう事につながります。
ですから、テキスト編とワークブック編は、
どちらも欠かす事が出来ないものです。
マニュアル編
多くの学習者が抱く、疑問に対する答えや、
奇跡講座に出てくる用語の解説、
付録に「精神療法」、「祈りの歌」が収録されています。
「精神療法」では、学習者が、世の中の様々な精神療法を、
どのように扱ったらよいのか書かれていて、
「祈りの歌」では、奇跡のコース流の
「祈り」についての考え方が収録されています。
奇跡講座を学習する目的
- 心の中の内なる教師、「聖霊」を見出せるようにする事です。
- 聖霊の思考体系を提供し、聖霊の思考体系を元に、
日常生活の中で赦しの実践が出来るようにする事です。 - 赦しの実践によって、天国を思い出せるようにする事です。
- 心を深いレベルで癒し、あらゆる形の苦しみから解放される事です。
別の記事で、奇跡講座の入手方法を詳細に解説しています。
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